updated at 2019-6-17

ITエンジニア図鑑(簡易版)

ハローワーク(職安)やリクルートのような転職や派遣サイトで使われているSEの職業分類がよく解らないので ざっくりと整理してみる。

※前提※ 定義が曖昧なので、ざっくり分類です。

仕事内容で分類

仕事内容で分類

プログラマー

別名:システムエンジニア、アプリケーション開発、ソリューション系

元々プログラマーは設計書を元にコーディングをするコーダーを指しているが、 提案依頼書のような代物を元に作らされる現場も有るカオスっぷりで、SEもPGも違いは無いと言ってよい。

プログラムを一行も書かないテスターもこの分類に入っていたりするので、対象とするレベルも不明な分類。

言語の違いはプログラムを書く人間にとって、大した差ではありませんが、 転職会社のエージェントや派遣会社のコーディネーターは、 言語ごとの経験年数を重視する傾向が有ります。
スキルを定量的に測りやすくしようとの試みみたいですが、無意味な指標です。

プロジェクトマネージャー

言葉の通り。
しかし、資質や役割よりも所属などの地位を表していることも

データーベース(DB)

データーベースしか触らない業務なんて無いと思うが、なぜか良く有る分類。
そして、データーベース的なモノに一切触らないITも無い。

データーベースといえば、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)型を指していたが、 最近は、ビックデータに使うNoSQLも増えている。

インフラ

サーバーやネットワークなどのインフラ(基盤)環境の総称。
サーバーに触らずに出来る仕事も無いが、
この括りであった場合は、 LinuxやWindowsServer等のサーバー専用のアプリケーション(active directoryとか)の取り扱いに慣れていることを問われている。

ネットワーク

ネットワークしか触らない業務は存在する。

ルーターよりも、L2スイッチ、L3スイッチや助長化が主。

ネットワーク設計や保守は自動化されニーズは減っているが、 機器と繋ぐ物理的な構築はソフトウェアじゃ代替出来ないので初期設定を入れて回るキッティングに近い作業。
クラウドサービスの増加に伴い、需要はデーターセンターに集中し、募集がかかる地域も限定。

機械制御

別名:電子、制御、マイコン、ハードウェア、ファームウェア

IoTで脚光を浴びるわけでも無く、未だにクローズドな領域。
(PythonやC++で動かすのは何か違う)

汎用機

別名:メインフレーム、コボラー

COBOLやPI/Lを操る人が在籍するIT業界の老人ホーム。
10年以上前から無くなると言われているが一向に無くならず、日本IBMの売上を未だに支える汎用機。

オペレーター

別名:保守、人間アラーム

新人が放り込まれる最初の現場。
AIを使わずとも自動化が可能な人がやる必要の無い仕事。
多分、ニワトリでも出来る。

運用

別名:サーバー、Web

トラブルシューティングも一部有りますが、基本的にマニュアルに従って行う簡単な部類の作業。
ディレクターとか名称ついていることもありますが、この言葉の意味からは程遠い退屈な業務。

テクニカルサポート

別名:ヘルプデスク

コールセンターでエンドユーザー向けがテクニカルサポート、
客先常駐で社内の人をサポートするのがヘルプデスク、といった分類が一応有る。

大抵、ナレッジが有るので知識はあまり要らないが、BtoBの製品だとハイスキルもサポートもたまに居る。

セールス

別名:営業、マーケティング、アナリスト、プリ セールス、アシスタント、コーディネーター

客にシステムの営業を行う建前、知識が有ることが前提になっていますが、怪しい奴が多いことはみんな知っている。
下流では、システムでは無く、システムを作るプログラマーを売る人もココに属す奇妙な世界。

会社の種類で分類

会社の種類で分類

SES系

別名:派遣常駐、常駐請負、準委任常駐
裏の別名:人売り、奴隷商人

ゼネコンピラミッドに人を送り込むだけで何ら創造的な活動を行っていない似非IT企業

日本のシステム開発
既存の業務に合わせてシステムを作る(専用ソフトウェア)
海外のシステム開発
システムに合わせて業務自体を変える(汎用ソフトウェア)

日本は会社の数だけシステムを作る必要があるので、システム開発は不変のビジネスモデルであったが、 ユーザー企業が無駄に気づき始め、危機感を感じている元請けと時代の変化が読めない鈍い下請け

中堅ソフトウェア会社

当初、真面目に自社開発を行うものの営業力が弱く、 結局、人売りに走るパターンもある。

ベンチャー系

当たって大手の仲間入りをすれば、スタートアップメンバーには幹部の席が待っているが、 ほとんどのベンチャー企業は2年以内に消えます。

ベンチャー企業の中には、 投資や助成金を原資とした高額な役員報酬目当てでベンチャー企業を立ち上げ、 成功するつもりが最初から無い輩も居ます。
一応、仕事しているフリをする為にSEを集めますが、入社してはいけない将来性の無い会社です。

ハードウェア系

いわゆる組込系や回路設計。
給料はあまり高くないが、正社員比率が高く、安定した会社が多い。

工業高校から卒業生を毎年取っていたりポリテクと提携している企業も多い。

ゲーム系

栄枯盛衰の激しい世界。
AR、VR、Eスポーツ、ゲーム専用機、スマートフォン向けのアプリ、等で特に住み分けも無い。

ISP系

プロバイダーやデーターセンターなどの通信業者。
吸収合併は一通り終わり大手しか残っていない。

社内SE

プログラマーのゴールとも安住の地とも言われるが、 中小企業だと会社ごと無くなることも。

また、高待遇で迎えられるか、 事務パートのおばちゃんに顎で使われるLANケーブル係になるかは、 入った会社の経営者のITへの理解に準ずる。

ユーザー企業におけるSEの立ち位置は大企業も中小企業も同じなり

ユーザー系

ユーザー企業(非IT業)の情報システム部。
内製化は増えては居るが、SIの窓口(取次)になっているケースが未だに多い。

技術知識も企業の業務知識も付かない中途半端なところに落ちがち

IT業界にあらず

IT業界にあらず

間違って分類されていることが多いが、ITでは無いもの

Web系

別名:デザイナー、クリエイター

電通などの大手代理店を頂点とする広告業界。
アフィリエイトやSEO対策を中心に行うマーケティング会社も有り。

ITスキルよりフォトショやイラレのようなアドビ系ソフトが必須。
プログラマーとしてやっていく自信が無ければ、こっちに転職するのも道。
HTMLやCSS止まりの人が多い為、PHPでも書けると、待遇が良くなる。

前身は印刷会社のところは薄給だが安定し社歴が有る所が多い。

ネットショップ

販路としてインターネットを用いているだけで業種は小売業。
AWSが収益の柱なamazonはIT企業だけど、ZOZOTOWNはIT企業じゃない。

特許事務所

情報通信技術関連の特許の出願で知識が必要になるが、 まず、弁理士か弁理士を志していることが前提

コンサルティング

ココも実装するわけで無いので、ITスキルは二の次です。

コグニティブコンピューティングのような統計ベースのAIで、分析や予測のみをユーザーに提供するコンサルティング会社も有り